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SAROMAN BLUE 鈴木健司

SAROMAN BLUE 鈴木健司

06サロマ湖100kmマラソン完走記第1章

2006年ロマ湖100kmマラソン完走記
今回はサロマンブルーメンバーとして初めての出場。出発前にランナーズから1本の電話があった。『前夜祭で新規サロマンブルー代表として記念品を受け取って欲しいのですが・・・。最年少と言うことですし!』『喜んでお引き受けします!よろしくお願いします。』昨年は夜久弘さんが代表として大きな声援を受けていた。なにかコメント考えないと・・・。

北海道網走地方の天候は曇り、気温は15℃前後。大会当日もその位の週間天気予報だった。涼しいくらいが走りやすいだろうと、少し安心して準備にも取り掛かっていた。もちろん雨が降ったり、逆に気温が上がることも考えて準備する。

土曜日の出発は羽田発7時10分と今までで一番早い。朝3時45分起床の4時30分出発。首都高速を一路羽田空港へと走り出した。渋滞が起きていては困るので集合時間よりも早く出発したおかげで、空港でゆっくりすることができた。(羽田到着はなんと5時30分!!)朝食を摂りながら今回の同行メンバーを待った。

今回のメンバーは兎虎BBQからはアート鈴木・ほっすぃ~・takeda監督・イガ姉さん・昨年から兎虎BBQのTシャツを着てくれているサンバかおりんさん。そしてかおりんさんのお友達の若旦那さん。さらに小田原のマークさんと昨年一緒だった塩Jさんは62歳の誕生日にウルトラ初完走を目指す。もちろん今回のサロマ湖にはHANAとピヨちゃんも応援で参加!心強い応援団だ!

飛行機は5分遅れで離陸、初フライトのピヨちゃんも離陸直後からおせんべいを食べてニコニコ&おっぱい攻撃でぐっすり・・・1時間45分の飛行中も大人しくしていた。

到着した女満別空港の気温は11℃。曇りと言うこともあり長袖にトレーナーを重ねてちょうど良い感じだ。さっそくレンタカーを借りて網走方面へ向かう。ランチタイムは美味しいお寿司を食べることにしていたので、開店時間までの調整を網走監獄観光に充てた。お寿司屋さんは評判通りの美味しさでありながら安いのにビックリした。満腹になった状態で、天候も少し回復してきたのでワッカ原生花園に向かうことに。
網走監獄ワッカ原生花園
ワッカ散策お馬さんと

やってきましたワッカ原生花園!自分は94年以来久しぶりのネイチャーセンターだった。走っているといつも応援団がいる所までの散歩をすることにした。走っていてはゆっくりできないワッカも今日は穏やかな風景に見える。明日はどんな状況でここを迎えるのか?動いていると少し汗ばむ陽気になってきた。低く暗い雲もなくなりはじめ、明日の天気が気になりだす。
ワッカコース竜宮街道

開会式の時間もあるのでそのまま湧別町へ向かう。
サロマンブルー受付

1年振りのスタート地点。サロマンブルー専用の受付でナンバーカード『111』を受取る。そして足早に前夜祭会場へと急ぐ。ここにはサロマンブルー控え室があると言うので訪ねてみると・・・いますいますベテランの先輩ランナーが!丹代さんをはじめ、蒼々たるメンバーが座っている。皆サロマンブルーのワッペンを付けたシャツに着替え会話を楽しんでいる。

10分前になり会場へと案内される。会場内はたくさんのランナーで一杯に。サロマンブルーには特別の専用テーブルが設置され、ゆっくり食事を摂ることができる。ここで初披露!サロマンブルーシャツ!!
サロマンブルー専用テーブル記念品贈呈

今年サロマンブルーに新たに登録されたメンバーは30名!なんとトータルで151名のサロマンブルーメンバーになったそうだ。今年の参加者は134名と言うことだ。その代表としての記念品贈呈がやってきた!コメントコメント・・・紹介され壇上へ・・・『代表して最年少サロマンブルーの鈴木健司さんです!』ニッコリ笑顔の後のコメントは・・・?ありませんでした(汗)考えて損した。その後、地元新聞社の方に取材を受けコメントを。どこ新聞だったかな??

前夜祭では明日は天気も回復し、気温も上がるようだと言う話題で持ち切りだった。今日までの寒さはなんだったの?ウエアはどうしようか?の声があちらこちらで聞こえていた。余計な心配をした前夜祭はあっという間に終了し、宿に向かって出発した。

宿に着くと豪勢な食事はもちろんのことだが、それ以上の感動が自分たちを待っていた。小高い丘の上にあるこの悠林館からの眺めは最高。7時過ぎ雲に隠れていた夕日が段々と見え出してきた。ここからは何も語らなくてもいい。雄大な北海道の自然が迎えてくれた。
夕日

そして明日の起床は午前2時・・・ピヨちゃんをお風呂に入れ、慌ただしく動き回るのもそっちのけで、布団の中に潜り込んだ。HANAのナイスアシストで寝不足など一切なかった。

起床時間は午前2時。悠林館で用意してくれたお弁当をしっかり食べて3時過ぎには出発する!

HANAとピヨちゃんはへろへろの応援部隊に合流させてもらうことになり悠林館ではお見送り!珍しくピヨちゃんは泣きだしてしまいました!パパとさよならするのが、悲しかったのか?夜中に起こされて不機嫌だったのかは定かではありません(笑)

サロマ湖の朝は早い。日の出は3時40分。バスに乗り込み深い霧の中をスタート地点の湧別町へ向かう。
濃霧

ここ数年暑いレースが続いているが、朝方の濃霧はその前兆だ。お客さんにも『濃い霧が出ていたらピーカンになりますよ!』と伝えていたが、まさに今日の暑さを予感させた。

スタート地点の湧別町に到着したのは3時40分と例年よりも約20分早かった。これだけ違うとランナーの数も少なく、まだ淋しい感じだ。いつものようにバスを降りてすぐのガラス張りの建物の中に入り、荷物を下ろし準備に掛かる。

この場所では54キロレスとステーション行きとゴール行きの荷物の仕分けをする。アート鈴木の54キロにはタオル・X-FITオールシーズンの長袖・万能バンダナ・後半用のしお飴。ゴールにはレース後のウエアを入れた。
仲間と


アート鈴木スタイル

荷物の口を締める前に装備を確認!

頭から

万能バンダナ

X-FITライトの半袖

兎虎BBQTシャツ

アームウォーマー
(前半途中で外し腰へ)
CW-Xプロモデルロング

シルク5本指ソックス

M963

ウエストポーチ

カメラポーチ

ポラール心拍計S610

以上がアート鈴木のウルトラスタートスタイル!




今回はサロマンブルーメンバーということもあり、初体験の『サロマンブルー控え室』を体験!こちらではトラックに預けなくても確実に54キロとゴール地点へ荷物を搬送してくれる。初めてだったので顔を出したが、ベテラン揃いの顔触れに滞在時間は10分足らず…。スペシャルだけは別のブースなので、すぐに部屋を後にした。
荷物はこちらに

今回もスペシャルドリンクとして『フィードバックプロテイン』&『グリコーゲンリキッド』を預ける。シェイカーは回収できないので、口の広いジュースの缶を利用した。これを30キロ・65キロ・80キロに預けるのだ。
スペシャルドリンクスペシャルブース

会場の雰囲気を写真収めようと歩いているとあちらこちらから声を掛けて頂く。お客さんの方々だ!お互いの検討を誓い合いあいさつをする。するとピヨちゃんを抱っこしたHANAを発見!へろへろの人達も到着したようだ。スタートを前に写真を撮ってもらった。
スタート前へろへろメンバーと

そしてへろへろの方々と合流!今日の健闘を誓い合うが、皆どこかに故障や不安を抱えている状態…。でも目指すゴールはひとつみんな同じだ!

スタート時間5分前になってからランナーの列に入り込む。いつもよりもやや前寄りか?良いリズムで走るには前に行くのが一番良い。サロマンブルーメンバーになるとナンバーカード順に並ぶことができるが、やはり仲間と走るのが楽しい。一緒にスタートの時を迎えた。

午前5時すっかり明るくなり、少しヒンヤリとした湧別の空にスタートの号砲が響く!100キロマラソンのスタートだ!30秒足らずでスタートゲートを通過。上空のカメラに手を振り笑顔でスタート!応援のHANAとピヨちゃん、そしてへろへろ応援部隊を探しながらゆっくりと走りだす。100メートル先に見送る姿を見つけ、『いってきま~す!』と声を上げた。

いつもよりも前よりなせいかスムーズな動き出し。まだ残る霧の中を先を行くランナーが走っている。
霧の中を進むランナー

始めの5キロまでは1キロ表示。この間で自分のペースを確認し、次の10キロへと向かう。レース前に気になっていた腰周りの違和感はまったくなく、安心してスタートを切れた。

3キロ周回してくると元のスタート地点付近を通過する。大応援団がランナーの背中を押してくれる。この中にHANAの姿はなく、先の竜宮台で逢える事を期待した。レースもまだまだ序盤だが、たくさんのお客さんが自分見つけて声を掛けてくれる。この時がとても嬉しい!特に今年はサロマンブルーメンバーとして皆さんに知って頂いているので、知らない方も声を掛けてくれた。

しかもその中で『失礼ですが、鈴木さんですか?』と丁寧な問い掛けをしてくれたランナーがいた。話を聞くと自分の父が働いている体育館で父との交流があり、話を聞いていたのだという。すごい偶然だが、見つけて頂いたことに少し驚いた。名前だけは聞いていたのか?それとも昨年のDVDでかな?自分の方がゆっくりだったので少しの並走だったが、とても嬉しかった。

驚きの出会いもある中で、5キロを通過する頃にはすっかり霧も晴れ、雲一つない青空が広がっていた。

5キロ31分37秒

いつもより少し速いか?スタートラインまでのロスを考えると31分と言った感じでキロ6分15秒前後。

5キロの給水所はいつも通りパス。人混みを避けセンターライン上を走り続ける。まだ空気は冷たいが、風はほとんど感じない。これからの暑さを心配した。
霧が晴れて5キロ過ぎ

10キロまではひたすらの1本道…緩やかなアップダウンはあるものの、周りには牧場や畑が広がっていてのんびりとした感じだ。太陽は朝の陽射しから日中の強さに変わりはじめてきたので、アームウォーマーを外し半袖に変更した。朝方のアームウォーマーは正解だった。スタートまでの待ち時間やカラダが暖まるまでを考えると調整が利きやすい。

しばらく行くと竜宮台までの折り返しコースに入る。この入り口ではランナーズ方がビデオカメラで自分を狙っているのがわかった(笑)が、真剣な顔をして走り続けた気がする…。

10キロ1時間02分09秒 30分31秒

おっと気分よく走っていたせいか意外と速い。周りからは抜かれる事が多いので、6分半ぐらいの気持ちでいたが周りが速いようだ。少しでも涼しいうちに距離を稼ぐ作戦の方が多いようだ。数年前からスタート後3キロ周回するようになってから、この10キロ以降は非常に朝日が眩しくなっている。今回も逆光の中、知り合いのランナーを探しながら走らなくてはならない。

いつも携帯しているデジカメは竜宮台を折り返すまではしまっておこう。折り返してから知り合いを見つけながら走ろう。竜宮台の折り返しは約17.5キロ。ちょうど15キロの通過と20キロのポイントが近い位置になる。トップランナーがぶっちぎりで折り返してきた。こちらとは比べものにならないスピードで通り過ぎる。

徐々にランナーの間隔が狭まり、若旦那さん・マークさん・takedaさんなどとハイタッチですれ違う。いつものカメラに気を取られることがないせいか、こちらのペースも上がっているように感じる。気持ち良く走れていた。

15キロ 1時間33分25秒 31分15秒

まもなく竜宮台の折り返し。左側の林が切れると展望台が見えてくる。その下にへろへろ応援部隊とHANAがいる。毎年決まっての応援場所、頭を一つ飛び出して走る自分は見つけられやすいだろう。
竜宮台竜宮台

折り返し地点はもうすぐ先行するへろへろ小川さんをパチリ。さらに折り返し地点。以外と知り合いよりも前にいるようなので、帰り道はカメラを用意しながらランナーを見ていく。再び応援部隊に別れを告げ20キロを目指した。
頑張れほっすぃ~

毎年の感じだと20キロ手前でトイレ大を済ませる。しかし今回は朝のうちにスッキリできたので時間を取られることはなかった。

良いリズムを刻みながら20キロに差し掛かる。

20キロ 2時間05分12秒 31分47秒

ここから食べ物がエイドステーションに並ぶ。バナナ・チョコレート・梅干しなどなど…。バナナを一つ貰いくわえながら走りだす。しばらく進むと最終ランナーを見送ったHANA達が車で追い越していった!この時点でまだ朝7時。やはり風を感じない分暑く感じる。給水バケツでは、CW-Xをしっかり濡らしカラダを冷やしてから走る。

ここで初めてのトイレ。と言っても並ばず草影に隠れて用を足す。20・25・30・35キロと今回は5キロごとに用を足すこととなった。

25キロ 2時間37分42秒 32分29秒

補給・トイレを含めて5キロ35分計算の自分にとっては、ここまでかなり良いペース。トイレ大がないのも例年より早い理由だ。

スタート地点に近い所まで戻ると30キロ。ここにはスペシャルドリンクがある。ボランティアの学生さんから受け取り、給水テーブルの端を借りて容器にプロテインとリキッドを流し込む。今回初めて缶を使ったのでシェイクする前に蓋を捨ててしまい失敗。少し揺するぐらいの感じで飲み干した。

30キロ 3時間11分53秒 34分10秒

スペシャル時間を含めてここでも35分以内。極めて順調。30キロを過ぎ左折、そしてまた左折して方向的には再び竜宮台方面に向かう。
30キロ過ぎ

すると冷たい向かい風を感じるようになった。そう、朝方吹いていなかった風はこの10キロの間に吹き始めていたのだ。当然追い風では無風状態…暑いはずだ。

太陽や風を遮る障害物は何もない。追い風で掻いた汗が、向かい風を受けることで冷たく感じてくる。タイツは濡らしてOKだが上半身まで濡らすのは禁物と思い、再びアームウォーマーを付けた。

遠くに35キロ付近の林が見える。あの林の手前のエイドにはゼリーが置いてある。しっかり休むためにも走りのペースは落とさずに走る。エイドに到着するとここにはスイカもあった!甘くて冷たくて美味しい!晴天の青空の下で食べるのは最高に気持ち良かった!
冷えたスイカが美味しい色鮮やかなスイカ

そして前半の農道に別れを告げて国道238号(オホーツク街道)に入ると35キロ地点だ。

35キロ 3時間46分52秒 34分59秒

この238号線にはいくつかのアップダウンがある。緩やかではあるが坂だと認識できる程度だ。前半の芭露から月見が浜まではやや下り中心となる。

35キロも例年ならばトイレポイントとなるが、今回はパス。脇に逸れて用を済ます程度だ。芭露のエイド周辺にはご近所のおばあちゃま達がたくさん応援に繰り出している。ここでも甘さに釣られてスイカを頬張る。

昨年も同じ場所で写真を撮った。見た目には昨年と変わりないくらい暑そうだ。
去年と同じ所から

40キロ 4時間21分58秒 35分05秒

ここまで本当に順調だ!足のダメージはあるが、気持ち的にしっかりしているので、歩く気がしない。スタート前に『目標は?』と聞かれ、『ナンバーにちなんで11時間11分11秒で!(笑)無理か!?』なんて答えていた。意外と無理じゃないタイムできているなぁ…。とりあえずこのまま頑張ろうと決めた。

そして迎えたフルマラソンの42.195キロ。湖畔沿いに延びた道路のすぐ横には雄大なサロマ湖が広がっている。湖面にはほぼ真夏の太陽と化した陽射しが照りつけている。皆山寄りの日陰を選んで走るので、ランナーは右側走行となる。
サロマ湖がキレイ

何度か蛇行した先に見えてきたのは、へろへろの幟だ!オレンジの鮮やかな色がサロマ湖に映えている。

42.195キロ 4時間36分35秒
42.195キロ42.195キロ

ここでHANAとピヨちゃんらと会話を楽しんだ。『調子はどう?』『速いね~順調、順調!HANA・ピヨちゃん行ってきます!』

フルマラソンを通過し再び238号線まで湖畔沿いを走る。その合流地点近くにはバケツポイントがあり、たくさんのランナーが頭から水を掛けている。自分はバンダナを取って濡らし被り直し、CW-Xに水をタップリ掛けてスタートする。

次の45キロのエイドまではさほど遠くない。少しだけトイレに行きたい気持ちもあったが、今すぐではなかったので探しながらのランとなる。

45キロ 4時間56分54秒 34分55秒

そして計呂地の交通公園のトイレに向かった。しかし小さいトイレだったので、大は1つしかなく仕方なくパス。代わりに水場が近くにあったので、再び全身水浴びをしてリフレッシュした!少しだけ足の重さを自覚していた。

ここから60キロ過ぎまではサロマ湖の湖畔からは少し離れ、アップダウンの中を走ることになる。まさに炎天下の中我慢のレースが続く。しかし1つ目の坂は走って登ろうと決めた。そうすれば次の坂も走れるに違いない。富士五湖の時のようにリズムを作って行こう。
45キロ過ぎの坂もうすぐ50キロ

この坂を登り切り、下り坂に差し掛かると平坦な先に見える坂の途中が50キロだ。

50キロ 5時間35分47秒 38分52秒

トイレ行けなかった休憩と水浴び休憩で少し時間が掛かってしまった。しかし、まだまだ時間的には余裕がある。昨年よりは13分も速いペース。そしてまだ登り坂が続きます。
50キロ過ぎの登り

とここで足がパッタリと止まる。お客さんランナーにも抜かれて行く状態で『休憩中です(汗)』と苦笑い・・・しかし状況は深刻・・・。

下り坂に入っても走れない足・・・空腹感に襲われている感じで全身に力が入らない。下り坂の麓にあるエイドステーションまでなんとか走ろうとするのだが本当に足が進まない・・・どうしたんだ??この下り坂でへろへろりきさん・御走足倶楽部のサルノコさんにも抜かれフラフラでなんとかエイドに辿り着いた。
やっと着いたエイド


やっと到着したエイドステーション。50キロ手前まで快調だったのでこの1キロがやけに長く感じた。ふと感じたのはあまり食べていないこと…。今回はスペシャルを預ける以外にも用意しようとしたが、携帯しなかった。正直シェイカーを忘れてしまったので、ウエストポーチには忍ばせていたのだが、プロテインを摂ることはできなかったのだ。

次のエイドは旧緑館。そこまではあと3キロちょっと。しかしアップダウンもあり、しっかり走らないとロスは大きい。エイドではバナナを食べ、残りの3キロに向けてのエネルギーを貯える。

しかしバナナなどは速効性がない。消化するまでを考えるとこれではダメだった。そこで取り出したのは『オキシショット』濃縮酸素だ!
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小さい携帯用サイズを持っていたが、前半はそれほどダメージもなかったので使わなかった。これは使うしかないと、原液で5mlを口の中に流し込んだ。正直原液では美味しいものではない。が、頭がボ~っとしていてカラダに力が入らなかったので、シャキッとするために飲んでみた。1週間前からの酸素ローディングは前半のタイムから見ても効果があったと実感していた。『自分の中でも、なんでこんなに順調なんだ?これは…酸素のせいか?』と。

足に大きなダメージはないが足の裏は痛く水をたくさん掛けて足元から冷やした。坂の途中で前に出たりきさんとサルノコさんは、エイドでも先に出発。遅れまいと見える範囲でエイドを離れた。しばらく湖畔を走り平坦な道が続くが、52キロから登って下って登る。短い登りなので、平坦の勢いで登り始めると不思議と力がしっかり入り、キロ6分半をキープし始めた。先程の失速が嘘のように軽い足取りとなった。

そして53・54キロと進むと坂の途中に見えてきたのが、レストステーションだ。緑館出発の時間を考えながら近づく。トイレ大には行っておきたい。おにぎりは食べたい。半袖から長袖に着替えよう。事前の出発時間を経過しようとしていた。6時間20分。

ここは55キロ手前。70キロの関門は8時間45分。だから2時間20分くらいある。8時間40分では70キロを抜けたいから、15キロならばキロ8分で2時間だ。ヨシ!ここはすべて済ませて6時間30分に出発しよう。と緑館手前の坂道で考え、到着した。

サロマンブルーの元にはすぐボランティアの中学生が着替えを持ってきてくれた。ありがとう!
後半に向けて着替えます

HANA・ピヨちゃんとへろへろの皆さんもいる。ランナーはりきさん・サルノコさん・あとからゆきさん・山田先生も到着。サロマ湖初完走を目指すゆきさんも昨年より早く到着だ。

着替えようとすると昨年の参加賞のDVDを撮っていた方が声を掛けてくれた!『昨年の続きがありますので、お願いします!』わぁ~!嬉しい!ピヨちゃんも業界デビュ~だぁ!(ウルトラマラソン業界)インタビューの内容はカットされていなければ(笑)DVDでどうぞ!

さて兎虎BBQシャツの下に着ていたX-FITライトの半袖を脱ぎ、X-FITオールシーズンの長袖にチェンジ!チームシャツは再び重ねた。

そして建物の中のトイレへ…。すると大待ちは4名くらいいるのでパス…。切羽詰まってはいないから時間を見ながら途中で行こうと、皆の所に戻るとすでにりきさんをはじめ3人はもう先に出たと言う。そしてゆきさんもスタート。『あれ…僕最後ですか(汗)』
いざ後半へ!

自分の中では予定通り。まもなく6時間30分を経過。では行ってきます!とエイドでおにぎりを貰おうとすると、『ごめんなさい!おにぎり終了です!』『え~』仕方なくヴィダーインゼリーで我慢です(汗)。さらに『オキシショット』を水に溶かして流し込む。

06サロマ湖100kmマラソン完走記~第2章~


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